事故物件とは、
「心理的瑕疵、物理的瑕疵、法的瑕疵、環境的瑕疵」と呼ばれる４つの事案が発生した不動産に対しての総称の事を指します。
特に心理的瑕疵とは、事件や事故が原因の死、自殺、孤独死などにより、入居者が部屋で死亡した不動産の事を言います。
１．業者の選定を慎重に行いましょう
事故物件を売却する場合、まず最初に不動産業者を選定することが必要です。
しかし、すべての不動産業者が正確に事故物件について知識を持っているわけではありません。
そこで、事故物件を扱っている不動産業者を選ぶことが何よりも大切です。
また、いくつかの業者を比較することで、より高い売却価格を得ることが可能になります。そのため、複数の業者を比較して慎重に検討下さい。
２．事故物件が所有する債務の詳細を調べましょう
事故物件の所有者が所有する債務（なぜ事故物件になったのか）は、売却価格に大きな影響を与えます。
こうした債務の内容を詳しく把握しておくことがとても大切です。
事故物件を売却する際は、所有者が所有する債務の詳細を調べましょう。
その上で、事故物件が所有する債務を売却依頼する不動産会社しっかりと説明することで、より正確な売却価格を提示することができます。
３．売却のために必要な手続きの確認
不動産を売却するためには、いくつかの手続きが必要です。
そのため、売却前に必要な手続きを確認しましょう。たとえば、所有者の住宅ローンがある場合、住宅ローン会社に売却の意向を伝えることが必要です。その上で、住宅ローン会社と話し合い、住宅ローンの残高を清算する必要があります。また、火災保険や地震保険に関連する保険金についても確認する必要があります。こうした手続きを怠ってしまうと、事故物件を売却することができない場合があります。
４．きれいにしましょう
事故物件を売却する場合は、原因となった現場を清掃するだけでなく、外観から室内まで、他の通常の物件以上に印象がよくなるように心掛けましょう。
通常の物件よりも物件に対する第一印象がよくないため、買手は付きにくいといえます。そのため、よりグレードの高いハウスクリーニングや、場合によってはリフォームを行うようにしましょう。
通常の市場価格での売却が難しいとされる事故物件ですが、
注意すべきポイントをしっかりとおさえる事により、納得して売却に臨めるかもしれません。
そのためには、自分で事故物件についての売買事例や売出情報を調べることはもちろん必要ですが、事故物件には相場がないため、信頼できる不動産会社、担当者を見つけることが何よりも大切です。
経験豊富なプロからアドバイスを受けながら、二人三脚で売却活動を進めることで、自分が納得できる売却となる可能性が高くなります。
事故物件に関する正しい知識をもって、売却に際しては、告知することで買手に誠実に向き合いながら売却を進めるようにしましょう！
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